特定の遺伝子が難治性白血病の再発の一因に

抗がん剤などが効かずに再発してしまう難治性白血病は、特定の遺伝子が再発の一因となっていることを、東京大の黒川峰夫教授(血液内科学)らが突き止め、7日付の米専門誌「セル・ステム・セル」に発表した。この遺伝子の働きを抑える新薬や治療法を開発すれば、再発を防ぎ、白血病の根治につながる可能性があるとしている。

黒川教授らは、難治性白血病で活発に働いている遺伝子「EVI1」が、赤血球や白血球のもとになる造血幹細胞でも働いていることに注目。この遺伝子が同じ幹細胞である白血病幹細胞の働きにも関与していると推測し、マウスで実験した。

白血病のマウスから「EVI1」を取り除いたところ病気の進行が遅れるなどの効果が見られ、取り除かなかったマウスと比較して約1カ月長生きした。この結果から、「EVI1」の働きの抑制が治療につながると判断した。(47news)

白血病について
骨髄や脾臓など血液をつくる器官で、未熟な白血球系細胞が無制限に増殖し、正常な白血球の増殖を阻害するもので、造血気のがんといえる病気です。

白血病では、肝臓、脾臓、リンパ節、腎臓、脳など全身の臓器に白血病細胞が増殖します。病気自体は少ないものの、発症すると出血や細菌感染が起こり、生命の危機に陥ります。

白血病は増殖する細胞の種類や進行状態で急性と慢性に分かれるほか、異常の発生部位によって骨髄性とリンパ性に分かれます。成人の急性の8割と慢性のほとんどが骨髄性ですが、小児では急性のリンパ性が主となります。

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