親知らずの細胞からiPS細胞を作成

「親知らず」の歯の細胞から、様々な細胞に変化する新型万能細胞(iPS細胞)を作製することに、産業技術総合研究所の大串始・主幹研究員らが成功した。

東京大学で21日開かれたシンポジウムで発表した。歯科医院などで抜いた親知らずを集めてiPS細胞の種類を増やせば、拒絶反応のない再生医療への応用が近づくと期待される。

大串研究員らは、日本人の女児(10)から抜いた親知らずの歯の細胞に、世界で初めてiPS細胞を作った山中伸弥・京都大教授が用いた3種類の遺伝子を組み入れた。約35日間培養したところ、高い増殖能力を持つiPS細胞が出現。様々な種類の細胞に変化できる能力も確認した。(YOMIURI ONLINE)

iPS細胞
数種類の遺伝子を体細胞に導入して、様々な細胞に成長することができる能力を持たせた細胞のことです。山中伸弥京都大教授らが2006年、マウスの皮膚細胞から作製、2007年11月、ヒトの皮膚細胞からの作製にも成功して大きなニュースとなりました。

患者自身の細胞からつくったiPS細胞は患者と同じ遺伝情報を持つため、再生医療に使った場合、拒絶反応がありません。病気の仕組み解明や薬の開発、副作用試験の応用も期待されています。

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