HIV増殖を妨げる仕組みを解明:エイズ治療開発へつながる成果

京都大学の高折晃史講師とエイズ予防財団の白川康太郎研究員らは、エイズウイルス(HIV)の増殖を妨げる新たな仕組みを突き止めた。抗ウイルス作用を持つたんぱく質の構造を特定の酵素で変え、HIVへの防御力をより高める。

エイズ治療薬開発の手掛かりになる成果といい、米科学誌ネイチャー・ストラクチュラル・アンド・モレキュラー・バイオロジー(電子版)に6日掲載される。

人間が持つAPOBEC3Gというたんぱく質はもともとHIVの遺伝子を変異させて増殖を妨げる働きを持つ。しかし通常はHIVの「Vif」というたんぱく質の働きで分解されてしまう。研究チームはAキナーゼというリン酸化酵素の作用でAPOBEC3Gの構造が一部変わると、分解されにくくなるのを解明した。(NIKKEI NET)

エイズ / HIV感染症
エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって起こり、慢性的に経過する病気です。HIVに感染するとリンパ球の機能が障害され、免疫力が低下・崩壊するため、さまざまな感染症や悪性腫瘍など治りにくい病気が起こってきます。

かつては非加熱製剤の輸血も原因の一つでしたが、現在、感染源は患者やキャリアの血液、精液、唾液、膣分泌物、母乳です。しかし、大多数は性行為による感染であり、それ以外の日常生活では感染することはありません。

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