網膜色素変性症の遺伝子治療計画を承認:九大

九州大医学研究院等倫理委員会は、失明する恐れのある遺伝性の難病「網膜色素変性症」の患者に遺伝子治療を行う同大病院の石橋達朗教授らの計画を承認したと発表した。
本年度中に厚生労働省厚生科学審議会に実施申請し、承認されれば臨床研究を始める。

石橋教授らによると、同変性症は光を感じる網膜の視細胞が徐々に失われていく病気で、遺伝子治療が実施されれば世界初という。計画では、視細胞を保護するタンパク質の遺伝子を組み込んだ国産のウイルスベクター(遺伝子の運び役)溶液を患者の網膜に注射する。病気の進行や視力低下を遅らせるのが狙い。

アフリカミドリザルのサル免疫不全ウイルス(SIV)から病原性をなくしたディナベック社(茨城県つくば市)製のベクターを使用。マウスやサルの実験では、視細胞の脱落を効果的に防ぐことや安全性が確認されたという。(sikoku.news)

網膜色素変性症
遺伝性の病気で、思春期の頃からだんだん視野が狭くなっていき、夜盲症をともないます。厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されており、治療費の一部は公費によってまかなわれます。

治療には血液循環の改善薬やビタミン剤などが使用されます。網膜を保護するためサングラスを用い、強い光は避けるようにします。

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