てんかん発作が起きる実験用ラットの作成に成功

遺伝子を組み換えることで、ヒトと同様のてんかん発作が起きる実験用ラットの作製に世界で初めて成功したと、弘前大大学院医学研究科の兼子直教授らの研究グループが発表した。
てんかんの発症メカニズムを解明し、根本的な治療法につながることが期待される。研究は、弘前大と福岡大医学部などの共同で1992年から進められた。

発表によると、従来の実験用ラットは、てんかんを薬物などで誘発させていたため、ヒトと同様の症状や薬の効き方をみるには限界があった。新たなラットは、ヒトから見つかったてんかんの遺伝子と同じ構造の遺伝子変異を、受精卵に注入して作った。

兼子教授は「てんかんは、これまで症状を緩和する対症療法しかなかったが、発症を抑える薬品開発などに道が開けた」としている。米科学誌「ザ・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に近く掲載される。(YOMIURI ONLINE)

てんかん
脳内の神経細胞の異常興奮によって、ひきつけやけいれんが現れるなど多様な発作症状を起こす病気です。子供にも大人にもあり、原因が明らかでないものを一次性てんかん、特定の病気が原因で起こるものを二次性てんかんと呼びます。
成人になって発症するものは、脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など脳の病気の原因となる二次性がほとんどです。

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