梅毒の感染者が2年連続で増加:国立感染症研究所

一時は年間500人程度まで減った梅毒の患者報告が、2006年以降は2年連続で前年より約100人も増えたことが、国立感染症研究所のまとめで、明らかになった。妊婦から胎児に母子感染し、重症化や後遺症の恐れがある先天梅毒も、今後増加が心配されるという。

患者の約4分の3は男性。年齢は、男性が20−40代前半、女性では10代後半−30代が多い。先天梅毒は2000年以降、年間3−10人で推移してきたが、今年は8月下旬までに既に7人が報告されたという。

感染研感染症情報センターの多田有希室長は、特に先天梅毒の増加を警戒。「妊婦が感染していても、早くから薬で治療を始めれば赤ちゃんへの影響は防げる上、先天梅毒も早期診断で根治できる。妊婦は必ず健診を受け、妊娠中もコンドームの着用など感染予防に努めてほしい」と話している。(Sikoku.news)

梅毒
トレポネーマ・パリドムという細菌の感染によって起こる性感染症です。適切な治療を受けないで放置すると、10年から数十年かけて進行し、全身の臓器が侵されていきます。

第1期は感染後約3ヶ月まで出、3週間ほどの潜伏期間を経た後、性器、唇、指先などに小さなしこりができ、潰瘍となりますが、次第に治っていきます。
第2期(感染後約3ヶ月から3年まで)に進むと、微熱や倦怠感、関節痛などが起こります。そして、全身のリンパ節の腫れと皮膚の発疹が、現れたり消えたりを繰り返します。

第3期(感染後約3年から10年まで)になると、唇や鼻、骨、内臓など、からだの一部にかたいしこりができる梅毒性ゴム腫などが現れます。第4期(感染後10年以降)になると、脳や神経が侵されて進行性マヒなどが現れます。

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