患者自身の幹細胞で心筋を再生:臨床試験をスタートへ

京都府立医大は、重い心不全を起こした患者自らの幹細胞を使い、心筋を再生させて機能回復を図る臨床試験を、来年春に実施すると発表した。循環器内科の松原弘明教授が、ブタを使った治療実験で有効性と安全性を確認。既に学内の倫理審査委員会が人での計画を承認した。厚生労働省の審査委員会に12月に申請する。

松原教授によると、患者の心臓組織の一部から高い分化能力を持つ幹細胞を採取。体外で培養して増やし、心筋が弱った場所の周辺に注射する。増殖を促す薬剤を含んだゼラチン膜も張り、心筋への分化を促す。

人為的に心筋梗塞を引き起こしたブタの実験では、注射した幹細胞の40%が患部に残り、治療前に比べ心機能が12%回復したという。(Shikoku.news)

心不全について
心臓の左右の心室は収縮することで流れ込んできた血液を心臓の外へ送り出します。
右心室なら全身をめぐってきた血液をガス交換のために肺に送り込み、左心室なら肺から来た新鮮な血液を全身に送ります。

心室の収縮力が低下すると、このようなポンプとしての役割が果たせなくなって、身体に必要なだけの血液が送り出せなくなります。右心室の力が低下すると、静脈から入ってきた血液が使えて静脈系がうっ血するため右心不全となります。
一方、左心室の力が低下すると全身に血液が送れなくなり、肺静脈からの血液が停滞して肺静脈がうっ血するため、左心不全となります。

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