分子標的薬「ネクサバール」の副作用で注意喚起

がん細胞だけを狙い攻撃する新しいタイプの抗がん剤「ソラフェニブトシル酸塩」(販売名ネクサバール錠)を使った腎細胞がん患者2人が、副作用が疑われる急性肺障害で死亡していたことがわかった。厚生労働省は、医師らに注意喚起するよう販売企業に指示した。

同剤は「分子標的薬」の一つ。進行して切除が不可能だったり、転移したりした腎細胞がんに使われる。製造販売元のバイエル薬品などによると、使用患者数は11月までで約2千人。

同社が厚労省に報告した内容によると、投与患者4人が間質性肺炎などを発症し、うち2人が亡くなった。急性肺障害は承認前には見つかっていなかった副作用と考えられるとして、厚労省は同社に対し、薬の添付文書に「重大な副作用」として追記するよう指導した。(asahi.com)

分子標的薬とは?
がん細胞のもつ特異的な性質を分子レベルでとらえ、それを標的として効率よく作用するようにつくられた薬です。がん細胞を狙って作用するため、副作用をより少なく抑えながら治療効果を高めるとして期待されています。

しかし、正常細胞に全く作用しないわけではなく、一部の分子標的薬は重大な副作用(イレッサによる間質性肺炎は記憶に新しいところです)が起こることも報告されています。使用には十分な注意が必要とされています。

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