山形大論文データねつ造 指導教授指示認める

山形大医学部の麻酔科学分野の研究チームが論文データをねつ造していた問題で、医学部調査委員会の調査に対し、論文執筆を指導した男性教授がデータねつ造を指示したことを認めたことが8日、わかった。
調査委は、近くねつ造の経緯について報告書をまとめ、医学部が処分の是非を検討する。

この問題で医学部は嘉山孝正学部長ら7人による調査委を3日に設置。論文の筆頭筆者の女性医師が「指導教授の指示でねつ造した」と話したため、調査委が教授を2日間ただしたところ、「論文の価値を高めるため、ねつ造を指示した」と認めたという。

論文は、リンパ節にがんが転移する恐れがある患者が、大動脈周囲のリンパ節を切除すると、膵臓(すいぞう)の機能に障害を与える可能性が高いという内容。

調査委によると、女性医師が、患者のカルテからデータを収集する手法をとろうとしたところ、教授は「事前に立てた仮説に従って計画的に研究を進めたという手法の方が、論文の価値は高い」と指摘し、研究対象とした患者82人のうち81人分については架空の手術前データを作成させ、計画的にデータをとっていたように装った。

また、研究を行う際に必要な医学部倫理委員会の承認を得ていなかったが、「承認を得た」との記述を論文に挿入させた。



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