コエンザイムQ10:データ不足で摂取上限決められず

人気の健康食品「コエンザイムQ10」について、内閣府食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は10日、「データ不足のため、安全な摂取上限量を決めることは困難」との評価書案を原案通り承認した。
評価書では、「原則として医薬品の1日あたりの摂取量(30ミリグラム)を超えないよう配慮することが重要」としたうえで、メーカーに長期摂取の安全性確認や、健康被害情報の収集を求めた。

評価書案に対しては、国民から「医薬品の上限は超えるべきではない」「より多い上限量でも安全性は担保される」などさまざまなな意見が寄せられていた。

Q10は、動植物の体内でも合成される物質で、抗酸化作用があるとされる。心不全の治療薬では1日30ミリグラムまでと決められているが、健康食品としての基準はなかった。Q10入りの食品を摂取した消費者が、胃痛や嘔吐(おうと)を訴えたとの報告もあり、厚生労働省が昨年8月、同委員会に摂取目安量などの安全性評価を依頼していた。