肝炎治療:都道府県に拠点病院 ウイルス検査も拡充

厚生労働省は、来年度から肝炎対策を拡充する方針を決めた。肝炎対策の来年度概算要求額は81億円(06年度予算は53億円)に上り、これまで実質的にC型肝炎中心だった対策を肝炎全体に広げることが大きな特徴。

最も力を入れるのは肝炎ウイルス検査の充実。早期発見による治療が重要なためで、今年度6万8000人分だった検査予算を、85万人分にまで増やす。
保健所では無料検査を夜間や休日の時間外でも受けることができるようにする予定。都道府県が委託すれば民間医療機関でも検査できる。

治療面では、都道府県に原則1カ所ずつ拠点病院を設置する。拠点病院には、複数の肝炎専門医を配置し、専門医療機関との連絡協議会を設け、治療情報を共有した上で診療の支援をする。
また、患者や家族からの相談に応じるセンターを整備し、かかりつけ医への肝炎研修も実施する。