ノロウイルス原因の食中毒患者数が昨年の5倍

ノロウイルスの大流行を受けて厚生労働省が行った緊急調査で、ノロウイルスが原因の食中毒として保健所で確定したのが11月以降213件で、患者は9650人に上ることが22日わかった。

発生件数は昨年同期(54件)の4倍、患者数は昨年同期(1737人)の5倍以上になっている。

国立感染症研究所が全国約3000の小児科病院から毎週報告を受けている定点調査では12月4〜10日の1週間、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の平均患者数は1病院当たり22・2人に上り、3週連続で過去最多を更新した。研究所は「流行のピークにさしかかっている」とする。

厚労省によると、今年1月からの食中毒の累計患者数は未集計だが、記録の残る1998年以降で最悪だった2004年の1万2537人をすでに超えたとみられる。
同省は「過去最悪は間違いないが、なぜ急増したのかは不明」という。食中毒以外にも、人から人への感染などのルートがあり、感染者はさらに多い。

発生原因をみると、飲食店などの料理や仕出し弁当などによるものが多く、調理に当たった人が感染していて食材にウイルスが付着したり、調理器具の衛生管理に問題があったりしたケースが目立つ。
食材自体にウイルスが潜んでいることは少なく、カキについてはこれまでのところ原因食材と特定された事例はない。

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