航空各社、ノロウイルス対策で機内に除菌剤配備へ

ノロウイルスによるとみられる感染性胃腸炎が猛威をふるっていることから、国土交通省は殺菌に有効な塩素系漂白・除菌剤の航空機への持ち込みを認める通知を航空業界団体に出した。
これを受けて全日空は27日、日本航空も26日から機内に塩素系漂白剤を積み込み、飛行中に乗客が嘔吐(おうと)した場合の処理に使い始めた。

国交省によると、塩素系漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させるため、乗客の機内への持ち込みは禁止されている。航空会社が機内に装備することの禁止規定はないが、機体への影響を考慮して従来は装備していなかった。

航空各社はこれまで、運航中の機内で乗客が嘔吐した場合、客室乗務員がアルコールで消毒。乾燥によるウイルスの飛散を防ぐためにおしぼりなどで覆い、到着後に塩素系漂白剤で消毒し、整備士が機体を腐食させないか確認していた。

国交省が25日付で、持ち込みを認める通知を出したことから、今後は、ノロウイルスの感染のおそれがある際は、客室乗務員が運航中に処理する時点で薄めた塩素系漂白剤を使う。

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