がん治療専門の人材育成「がんプロフェッショナル養成プラン」

がん専門医師などがん治療に特化した人材の育成を、文部科学省が来年度から始める。全国14大学を地域の人材養成拠点とし、抗がん剤や放射線などによる治療にとどまらず、痛みを和らげる治療(緩和ケア)への正しい知識を持つ医師を育てることも想定している。

「がんプロフェッショナル養成プラン」として、来年度予算案に14億円が盛り込まれた。公募で14大学を選定し、数年間、補助金を出すなど継続的に支援する。

計画によると、若手医師向けには、大学院の博士課程4年間で臨床と研究をバランスよく経験させ、専門的な能力を身につけるコース▽学会の認定医や専門医向けに高度な知識や技術を習得させるコース▽医師とのチーム医療が求められる看護師、薬剤師、放射線技師などを対象に、臨床現場に即した教育を行うコース−−と、人材別に三つのコースを設ける。
また、大学院と大学病院が協力して育成に取り組むための調整役となる、コーディネーターも配置する。

がん専門医師については、国内の学会が認定制度を始めたが、海外に比べてまだ数が少ないうえ、都市部への集中も指摘されている。文科省医学教育課は「周辺のがん拠点病院などと連携することも重要」と話している。

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