米系製薬の日本イーライリリー(神戸市)は19日、アスベスト(石綿)が原因で引き起こされるがんの一種「悪性胸膜中皮腫」の治療薬「ペメトレキセド」(製品名アリムタ)を22日に発売すると発表した。安全性を確保するため、まずはがんの化学療法を得意とする病院に納入。対象となるのは全国の約400病院とみられる。売上高はピーク時で年間約16億2000万円を見込む。
薬価(薬の公定価格)は1瓶(500ミリグラム)24万649円。労災や石綿救済新法の対象になれば、医療費の自己負担分が支給される。
製品に関する問い合わせは医療関係者は電話0120・360・605、一般は電話0120・245・970で受け付ける。
アムリタ発売のプレスリリース
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:ニュートン F.クレンショー)は、2007年1月4日に悪性胸膜中皮腫治療薬「アリムタ®注射用500mg」(一般名:ペメトレキセド、以下アリムタ)の製造販売承認を取得しました。
1月19日の薬価基準収載を受け、1月22日より、悪性胸膜中皮腫治療薬「アリムタ®注射用500mg」(以下、アリムタ)の受注および出荷を開始いたします。「アリムタ」は、抗悪性腫瘍薬であるシスプラチンとの併用療法により、この適応の承認を受けています。
アリムタ・シスプラチン併用療法は、海外におけるシスプラチン単剤との比較試験において、その効果が証明されました。この比較試験には、20カ国から448名の患者さんが参加しました。
<<海外での臨床試験結果抜粋>>- 生存期間中央値:併用療法群(12.1カ月)、シスプラチン単剤群(9.3カ月)
- 奏効率:併用療法群(41.3%)、シスプラチン単剤群(16.7%)
- 1年生存率:併用療法群(50.3%)、シスプラチン単剤群(38.0%)
国内での併用療法での第I/II相臨床試験では、アリムタ500mg/m2・シスプラチン75mg/m2の投与を受けた19名中、7名に腫瘍縮小効果が見られました。(奏効率:36.8%)
腫瘍の縮小の判定方法:測定できる腫瘍の大きさの積が50%以上の減少または、腫瘍の長さまたは胸膜病変の厚みが30%以上減少。
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