埼玉医科大学の森隆・助教授らの国際チームは、アルツハイマー病の治療用ワクチンを開発した。皮膚に塗ったり、パッチにして張り付けたりして成分を吸収させる。マウスの実験で脳にたまり病気の引き金になるとされるたんぱく質が半減し、副作用もなかった。
森助教授や米南フロリダ大学などは、脳にたまってアルツハイマー病を起こすとされるアミロイドベータたんぱく質と、免疫反応を促進するコレラ毒を混ぜたワクチンを作った。
アルツハイマー病を起こすマウスにワクチンを4カ月間塗り続けると、体内でアミロイドベータたんぱく質にくっつく抗体ができる。脳内でこのたんぱく質の量は、塗らなかったマウスに比べ約半分になった。
逆に血液中では増えた。ワクチンの効果でたんぱく質を取り除こうとする免疫反応が起き、脳から血液に排出されたとみている。成果を米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。
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