マイクロソフト、医療検索サイト「Medstory」を買収

米Microsoftは2月26日(現地時間)、医療・ヘルス向けの検索技術を開発している米Medstoryの買収を発表した。買収金額などの詳細は明らかにしていない。

Medstoryは、専門的で難解な情報があふれる医療・ヘルス分野の検索で、ユーザーが求める情報を的確に探し出せるようにする技術を手がける。
現在、Medstoryのサイトで公開されている検索機能のベータサービスでは、検索キーワードを入力すると、関連するカテゴリーのリストが先頭に表示され、その後にウエブ検索結果のリストが続く。
たとえば「depression(うつ)」と入れると、医薬品、コンディション、治療プロセス、ピープルなどの各カテゴリーの下に、関連度を現すバーと共に関連キーワードが表示される。

心理療法を調べている場合、Web検索の結果の羅列にあたるよりも、まず「治療プロセス」というカテゴリーの中から「Psychotherapy」を選択して結果を絞り込んだ方が効率的に情報を探し出せる。
最初から「depression and psychotherapy」と検索しても同じ結果を得られるが、検索の方法に詳しくない人でも対話するような感じでカテゴリーを絞り込める使い勝手の良さがMedstoryを使うメリットだ。
「コンピュータ検索のやり方をユーザーに強いるのではなく、人々が考えるようにコンピュータがふる舞えるようにしている」とMedstoryのCEOであるAlain Rappaport氏は述べる。

Pew Internet & American Life Projectが2006年10月にリリースしたレポートによると、米国では毎日約800万人がヘルス情報を得るためにオンラインに向かっている。調査では、そのうち53%がオンライン情報の影響を認めたものの、情報が見つからない不満を訴えた人も22%だった。

MicrosoftはMedstory買収を、コンシューマーヘルス検索分野における戦略的な動きであると共に、さらに大きなコンシューマーヘルス戦略に向けた長期的な取り組みを示すものとしている。
Medstoryは現在、医療・ヘルス分野を対象としているが、同様に専門的で複雑な情報を扱う他の分野にも同社のインテリジェントな検索技術を適用できる可能性を指摘している。



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