リレンザとは?

リレンザは、グラクソ・スミスクライン社(旧:グラクソ・ウエルカム)がインフルエンザの治療に開発した経口吸入抗原です。近年の研究では、リレンザは現在使われているインフルエンザワクチンの代わりとして、インフルエンザの予防に効果があると確認されています。

リレンザ吸入器

主な作用
A型、B型インフルエンザウイルスの表面タンパク(ノイラミニダーゼ)に特異的に作用して、感染した気道粘膜上皮からのウイルスの遊離性を抑え、感染の周辺への拡大を阻止します。
しかし、発症後2日以内に速やかに用いないと十分な効果が認められていません。

副作用
頭痛、下痢、かすれ声などですが、そのほかにも失神などいろいろな副作用の症状の報告があります。高齢者、妊婦、小児や乳幼児に対する安全性は保証されていません。
過敏症,慢性の代謝性疾患をもつ人、免疫の低下している人、気管支喘息などの呼吸器疾患のある人では安全性は確かめられていません。

使用法と注意
専用吸入器(ディスクヘラー)によりゆっくりと吸入します。薬は吸湿性ですから、使用直前に穴をあけて使ってください。発症後速やかに用いることが望ましいです。原則として、成人で1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を1日2回、専用吸入器で5日間吸入しますが、詳しいことは主治医の指示に従ってください。

リレンザの吸入方法の動画:こちらです。(要:メディアプレイヤー)

関連プレスリリース
グラクソ・スミスクライン株式会社は、1月26日付で、抗インフルエンザウイルス薬「リレンザ」(一般名:ザナミビル水和物)の「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の予防」に関する効能・効果の承認を取得しました。

このたびの予防に関する効能・効果の対象者は、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者で、インフルエンザウイルス感染によるリスクの高い患者*に限られます。予防に用いる場合は、ザナミビルとして1回10mgを1日1回、10日間、専用の吸入器(ディスクヘラー)を用いて吸入します。投与対象者および投与方法は、添付文書に詳細に規定されています。

インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチン療法です。「リレンザ」の予防投与はワクチン療法に置き換わるものではありませんが、インフルエンザウイルス感染症の患者がウイルスを放出している間、その患者の同居家族や共同生活者の感染のリスクを減少させることから、臨床的意義は高いと考えられます。

「リレンザ」はインフルエンザウイルスの主な増殖部位である気道に直接到達し、ウイルスの増殖を阻止する薬剤で、世界60カ国以上で承認されています。日本ではインフルエンザウイルス感染症治療薬として2000年12月に発売、2006年2月に小児の適応を取得しています。
本剤は、A型およびB型インフルエンザに有効で、気道に直接作用することから全身への影響が少なく、耐性を生じにくいと考えられています。同剤はまた、新型インフルエンザが流行した場合の治療薬としても期待されており、備蓄に関しても本邦を含め各国政府と協議が進められています。

なお、「リレンザ」は、「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の予防」の目的で使用した場合、保険給付の対象外となります。

関連記事:抗インフルエンザウイルス薬「リレンザ」を感染予防で使用へ

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。