喫煙者の5割、肺がんの可能性を自覚も禁煙までは至らず

喫煙者の半数は肺がんになるかもしれないとの危機感を抱きながら、大きな病気にかからなければ、たばこはやめられないなど、禁煙には消極的な人が多いことが医療用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンのインターネット調査で分かった。

調査によると、喫煙者251人のうち、肺がんについて「怖い病気で、自分もいつかなるかもしれないと思う」と答えた人は46・2%、「怖い病気とは思わないが、自分もいつかなるかもしれないと思う」との回答は4・8%で、合わせて半数を超える人が危機感を抱いている。

ただ、どうすればたばこをやめられるかとの質問には「大きな病気にかかったら」が54・2%を占め、「何があってもやめられない」も11・2%と、喫煙が肺がんにつながる恐れがあることを理解しながら禁煙できない人が多い現状が浮き彫りになった。

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