エーザイは、主力製品のアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」で、欧州で申請していた症状の重い「高度アルツハイマー型認知症」への適応拡大をいったん取り下げたと発表した。
着替えなど日常生活動作の改善度合いについて、欧州当局が補強データの提出を求めたため。当局と交渉し、早期の再申請を目指す。
申請取り下げの影響について「高度と認定されるのはアルツハイマー型認知症患者の約13%。適応拡大時期は中期計画での見込みより遅れる可能性があるが、軽・中等度向けへの拡販や新薬の投入などでカバーする」と説明している。
アリセプトの2005年度の海外売上高は約1500億円。欧州やアジアを中心に拡販し、10年度に同2800億円にする目標を掲げている。(NIKKEI)
アリセプト
軽度・中等度のアルツハイマー型認知症における症状の進行抑制を目的として処方されます。
- 軽度・中等度のアルツハイマー型認知症と診断された人にのみ使用します。
- アルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていません。
- アルツハイマー型認知症以外の痴呆性疾患に対して本剤の有効性は未確認です。
アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害することにより脳内アセチルコリン量を増加させ、脳内コリン作動性神経系の働きをさかんにします。
日本のメーカーの開発品ですが、アメリカで先に許可されました。効果があるのはアルツハイマー型の認知症で、日本人に多い脳血管障害による認知症には処方されません。

