マゴットセラピーとは?

マゴットセラピー(マゴット療法)とは、壊死した皮膚に生きたハエの幼虫(蛆虫)をガーゼとともに固定して行う創傷治療法です。幼虫が腐敗した部分を食べ傷をきれいにするとともに、幼虫の唾液に含まれるたんぱく質が微生物を殺す役目を果たし、傷を無菌化状態にし、患部の回復を早めます。

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定期的にガーゼを取り換え、個人差にもよりますが、およそ2週間で効果があらわれます。麻酔は必要とせず、合併症や禁忌症例も少ないのが特徴です。

マゴットセラピーは糖尿病などで足が壊死する「難治性潰瘍」で切断しか治療法のない患者さん(演歌歌手の故・村田英雄さんが、両足を切断したことは記憶に新しいと思います。)に対する 治療法として注目を集めています。

蛆を利用した治療法は古学書にも見られ、近代史においても利用されていましたが、抗生物質の登場により1940年代にいったんは姿を消しました。しかし、複数の抗生物質が効かない多剤耐性菌の広がりによって欧米で復活した経緯があります。

マゴットセラピーはこれまで国内27カ所で約100例が行われ、このうち岡山大学大学院医歯薬総合研究科 心臓血管外科三井秀也講師は66例を手がけたそうです。
患者はいずれも他の医療機関で「即足切断か足切断の可能性あり」と診断されたが、治療の結果、58例で傷が完治し、足切断せずにすんだといいます。

マゴットセラピーは高い治療効果があるものの、血流のいい糖尿病性壊疽の患者は治りやすく、閉塞性動脈硬化症のように血流が悪いと、完治は難しいという課題もあります。

マゴットセラピーを受けられる病院一覧



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