中外製薬は、急性白血病治療薬「ベサノイドカプセル」の自主回収を2日から始めたと発表した。対象は今年1―6月に約740の医療施設に納入した約20万カプセル。回収理由は、親会社のスイス・ロシュから輸入した製品の一部に、カナダ産の牛から作ったゼラチンが使われていたため。
欧米などではカナダ産牛のゼラチンを薬に使うことを認めている。だが日本でこのゼラチンを使うには、製薬企業が薬の成分の一部変更を国に申請し、承認を取り直す必要がある。
そのため中外はロシュとの間で、このゼラチンを使った「ベサノイドカプセル」を日本へ輸出しないよう協定を結んでいた。だが「日本でもカナダ産牛のゼラチンを使った製品の承認が得られたとロシュ側が誤認し、このゼラチンを含む製品を日本に輸出した」と中外は説明している。(NIKKEI NET)
急性白血病について
白血病細胞が異常に増殖して正常な造血細胞が減少するために貧血が起こるほか、動悸、息切れ、発熱、寝汗などが現れます。また、歯肉や鼻、眼底などから出血しやすくなり、リンパ節や肝臓、脾臓に腫瘍が現れます。
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