日本人はピロリ菌感染で胃がんリスクが上昇:遺伝子解析結果

日本人はヘリコバクター・ピロリ菌に感染すると胃がんになりやすい体質であることが、名古屋大学の浜島信之教授(予防医学)らの研究でわかった。
調査によると、日本人とブラジルに住む日系人約1500人の遺伝子を解析、96%が感染によって胃がん発症リスクが高まる遺伝子タイプだった。10月3日から横浜市で開かれる日本癌学会で発表する。

ピロリ菌

塩分の取り過ぎや喫煙などでも胃がんになりやすくなるとされている。胃がん予防に対するピロリ菌の除菌効果について医師の間でも意見が分かれているが、浜島教授は「日本人は積極的に除菌した方がよい」と話している。(NIKKEI NET)

胃がんについて
胃がんは日本人に発症するがんのなかで、最も多いがんです。40歳代から増え始め、60歳代が最も多くなります。男女比は、ほぼ2:1と男性に多くみられます。
以前は、死亡率もトップでしたが、近年は低下しています。これは健康診断などで、胃がんの約60%が早期のうちに発見されるようになったためです。早期胃がんは、適切な治療をすることで、90%程度は完治します。

しかし、スキルス胃がんというタイプは、早期発見しにくいのが現状です。これは、胃の表面にはあまり出ずに、胃壁の中を広がって大きくなるタイプで、若い女性に多く見られます。スキルス胃がんは、胃がん全体の約10%を占めています

がんが進行すると、病変部に潰瘍をつくるため、胃の痛みや出血といった症状が現れます。激痛ではなく、みぞおちに焼けるような痛みを感じます。
胃炎や胃潰瘍の痛みとの区別は難しいのですが、胃がんの場合は食後に痛むことが多いとされています。また、食事がのどを通りにくくなる、胃が重いなどの症状が出てきます。ただ、がんが進行しても症状が出ないこともあります。

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