広がる「ピンクリボン運動」:乳がん検診を呼びかけ

10月は「乳がん月間」だが、乳がんを早期発見して治療しようと呼びかける「ピンクリボン運動」が各地で広がっている。患者や家族、医師らによるユニークな活動が生まれているほか、社会貢献として取り組む企業も増えてきていす。

ピンクリボン運動について

三重大学付属病院が中心となって2年前にできたNPO法人「三重乳がん検診ネットワーク」は、三重県内の主な医療機関が参加し、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)を使った乳がん検診の情報を共有するシステムを作った。

同意した受診者には「登録カード」が配られ、どの医療機関で検診を受けてもカードに結果が蓄積される。「下手な診断はできないと医師も気を引き締め、早期発見や的確な診断につながる」としている。

花王グループは10月を「ピンクリボン100万人キャンペーン」期間とし、美容アドバイザーを通して啓発冊子100万部を配る。化粧品会社のエイボン・プロダクツは乳がん啓発のチャリティー商品を販売し、マンモグラフィー設置などを支援するほか、民間活動団体への助成を昨年から開始。9月に16団体への助成を決めた。

乳がんは早期に発見すれば治癒率が高いが、日本では検診率が10%と低く、毎年1万人が亡くなっている。NPO法人「乳房健康研究会」の副理事長で、聖マリアンナ医科大教授の福田護さんは、「死亡率を下げるためには早期発見が大事。乳房触診や自己検診では十分とは言えない。精度が高い検診のできる施設で受診を」と話す。(YOMIURI ONLINE)

乳がんについて
乳がんは、1.子供を生んだことのない人、2.30歳を過ぎてから初産を経験した人、3.初潮が早くて閉経が遅い人、4.脂肪摂取量の多い人、5.肥満傾向の人、6.親や姉妹など近親者に乳がんになった女性がいる人、などに発症が多く見られる傾向があります。
このことから、乳がんの発生・増殖にはホルモン(とくに妊娠・出産・授乳に関係する女性ホルモン)のバランスが多く関係していると考えられています。

現在、日本では、年間2万人の乳がん患者が発生しているますが、患者数は今後も増加が予測され、近い将来、乳がんは胃がんを抜いて女性の部位別がんの死因の1位になるとされています。

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