高次脳機能障害の実情把握へ大規模調査:厚生労働省

厚生労働省は、交通事故や脳卒中などによる脳の損傷で、記憶や思考の機能が低下する「高次脳機能障害」の実情を把握するため、福岡県を舞台に初の大規模な実態調査に乗り出した。

高次脳機能障害について

高次脳機能障害は、脳の損傷による後遺症の1つで、集中力がなくなったり、感情をコントロールできなくなったりするのが特徴。外見上は健康な人と変わらないため、病気と分からないまま人間関係でトラブルとなり、中には離婚や離職に至るケースもあるという。

調査は産業医大(北九州市)の蜂須賀研二教授を中心とする同省研究班が担当。対象となる患者数は500人が目標で、8月から福岡県内の医療機関約250カ所に協力を求め、発症から2〜4カ月の患者について年齢や障害の発症時期、症状などのデータを集めている。これを基に、全国や各都道府県ごとの患者数や人口当たりの発症数などを推計する。

高次脳機能障害は、救急医療の進歩で一命を取り留める人が増えるとともに増加しているとの指摘があるが、正確な患者数は分かっていない。主任研究者の中島八十一・国立身体障害者リハビリテーションセンター学院長は「実態把握は支援体制整備の第一歩。診断・治療から社会復帰へという連続したケアの充実に結び付けたい」としている。(MSN産経)

脳卒中について
高血圧症でいつも動脈に高い圧力がかかっていれば、脳の細い動脈が疲労して、突然詰まったり、出血することがあります。また、動脈硬化があれば、脳の比較的太い血管が詰まることがあります。

そうなると、血液の循環に障害が起こり、酸素や栄養が脳に届かず、その働きが低下したり脳細胞が死亡します。それによって運動機能や言語機能が麻痺したりするのが脳卒中です。
いずれも生命の危機が発生します。脳卒中の起こりかたで脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞などに分かれます。

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