がん診療連携拠点病院、がん治療で高い生存率

がん治療で中核的な役割を果たす現在の「がん診療連携拠点病院」で治療を受けた患者の5年後の生存率が、自治体全体での生存率に比べて大幅に上回っていることが分かった。
大阪、山形、福井の3府県を対象にした調査で、がんの部位や進行度によって10ポイント以上差があるケースもあった。

がん診療連携拠点病院について

3日から横浜市で開かれる日本癌学会学術総会で、大阪府立成人病センター調査部の津熊秀明部長らが発表する。

大阪府の場合、胃がんで拠点(11病院)の相対生存率が63.4%、府全体で50.1%。大腸がんで70.1%と58.0%、肺がんで30.0%と15.6%などの結果だった。
がんの進行度別に比べると、患部が限局した初期の肺がんでは拠点73.6%、府全体55.3%と、18.3ポイントの差が出た。

厚生労働省は、全国どこでも質の高いがん医療を受けられるように拠点病院の整備を進めており、全国で286病院が指定されている。津熊部長は「病院ごとの得意分野もある。今後のがん医療では、病院同士が患者を紹介したり、連携したりして役割分担することが重要だ」と話した。(asahi.com)

胃がん
胃がんは日本人に発症するがんのなかで、最も多いがんです。40歳代から増え始め、60歳代が最も多くなります。男女比は、ほぼ2:1と男性に多くみられます。
以前は、死亡率もトップでしたが、近年は低下しています。これは健康診断などで、胃がんの約60%が早期のうちに発見されるようになったためです。早期胃がんは、適切な治療をすることで、90%程度は完治します。

大腸がん
肺がんと並んで、増加傾向の著しいがんで、毎年約6万人が罹患しています。
大腸がん特有の症状はありませんが、血便や残便感、腹痛、便が細くなる(便柱細少)、下痢と便秘の繰り返しなど排便に関する症状がよくみられます。これらの症状はS状結腸にがんができた場合にみられやすく、なかでも血便の頻度が高くなっています。

肺がん
肺がんの症状は、がんの発生場所や進行状態にもよりますが、呼吸器系に現れる症状は、咳、痰、血痰、胸痛、呼吸困難などで、そのほか発熱、食欲不振、体重減少、倦怠感などをともなうこともあります。リンパ節に転移すると声がかすれたり、また胸膜に転移すると胸水が溜まったりします。

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