新たな腫瘍マーカーの組み合わせ:肺がんの発見率が90%

血液検査で肺がんを高精度で見つける新たな腫瘍マーカーの組みあわせを、東大医科学研究所ヒトゲノム解析センターの醍醐弥太郎・准教授らが開発した。発見率は約9割で、いま診療で主に使われている3種類に比べて1.5〜3倍高いという。
また、手術後の経過を予測する組織検査の組み合わせも考案しており、肺がんの早期発見や術後の治療法選択に役立ちそうだ。横浜市で開かれている日本癌学会総会で5日、発表する。

肺がん腫瘍マーカーについて

醍醐准教授らのグループは、肺がん細胞で特異的に作られるたんぱく質で、血中に分泌されているものを複数見つけた。このうち二つと、肺がんの指標として従前からあるCEAというマーカーを加えた三つの組み合わせで、肺がん患者と健康な人の血清を対象に検出精度を確かめた。

その結果、肺がんの8割余りを占める非小細胞肺がんの場合、89.1%の感度で検出できることが分かった。小細胞肺がんの場合も、別の三つのマーカーの組み合わせによる血液検査で87.5%の検出率だった。(asahi.com)

肺がんについて
肺がんとは、肺や気管支の粘膜から発生するがんのことで、比較的太い気管支にできる「肺門がん」と、肺胞のつながる細い気管支にできる「肺野がん」に分けられます。
肺門がんは自覚症状で気付くことが多いですが、肺野がんは胸部X線検査などによって発見されることが多いとされています。

肺がんの症状は、がんの発生場所や進行状態にもよりますが、呼吸器系に現れる症状は、咳、痰、血痰、胸痛、呼吸困難などで、そのほか発熱、食欲不振、体重減少、倦怠感などをともなうこともあります。リンパ節に転移すると声がかすれたり、また胸膜に転移すると胸水が溜まったりします。

早期では手術療法が効果的ですが、患者の年齢やがんの組織型や進行の程度を考慮しながら手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法などを組み合わせます。

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