高度・急性期総合病院制度の創設で急性期医療を充実へ

厚生労働省は、脳梗塞や心臓病など治療の難度が高く緊急性を求められる治療に対応するため、「高度・急性期総合病院制度(仮称)」を08年度に創設する方針を固めた。
勤務医不足が深刻化するなかで、こうした病院に医師や医療設備を重点的に配置し、急性期医療を充実させる。これらの病院が外来に頼らないでも経営が成り立つよう08年度診療報酬改定で報酬点数を加算する。

高度・急性期総合病院制度について

高度・急性期総合病院は人口約50万人につき1カ所程度とする。現在全国の病院に90万床ある一般病床のうち、30万〜40万床を高度・急性期総合病院向けにあてたい考えだ。
さまざまな診療科を持ち、地域医療の拠点になっている国公立の総合病院や民間の大病院が移行するよう促す。

現在、こうした大病院は、症状の軽い外来患者も多数受け入れ、勤務医の過剰労働の一因になっているうえに、急性期の入院医療に十分な対応ができない問題が起きている。
一方、これら以外の一般急性期病院も、難度が高く人手のかかる治療を行うケースが多く、結果として医師の配置が分散化することにつながっている。

そのため、高度・急性期総合病院は、一般外来の受け入れを絞り、専門的な外来と入院治療に特化。そのほかの一般急性期病院は、比較的簡単な手術や在宅患者の短期入院、高度・急性期の治療を終えた患者が退院するまでの受け皿とし、役割分担を進める。(asahi.com)

脳梗塞について
脳梗塞は脳の血管が詰まって血液が流れなくなり、脳の組織が死んでしまうものです。
血管の詰まりかたには2つあります。高血圧や動脈硬化によって脳血管に血栓ができて詰まるのが脳血栓で、心臓など脳以外でできた血栓や脂肪のかたまりが血液に運ばれて脳の動脈で引っ掛かって詰まるのが脳塞栓です。
ただし最近は、アステローム血栓性梗塞症、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症の3つに分類する考え方が一般的になっています。

  • アステローム血栓性梗塞症…頚動脈や脳の太い血管が詰まり、血流が途絶えてできた大きめの梗塞です。
  • ラクナ梗塞…脳動脈は太い血管から細い血管へと枝分かれしていますが、その最先端のごく細い血管が詰まってできた小さめの梗塞です。
  • 心原性脳塞栓症…心臓でできた大きな血栓が脳動脈に流れ込み、比較的太い血栓を詰まらせるために起こります。突発的に起こるので、症状も急激に現れ、重くなりがちです。

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