小学4年〜中学1年の児童、3%はうつ病に:国内初の大規模調査

小学4年〜中学1年の一般児童・生徒に、医師が面接して診断した北海道大研究チームの調査で、うつ病とそううつ病の有病率が計4.2%に上ったことが分かった。これまで質問紙を郵送する方式では例があるが、医師が面接する大規模な疫学調査は国内初という。

児童のうつ病について

調査は北海道内の小学4年から中学1年までの児童、生徒計738人を対象に実施。調査への協力が得られた小学校8校、中学校2校に精神科医が出向き問診、小児・思春期用の基準などに基づき診断した。

それによると、軽症のものも含めうつ病と診断されたのは全体の3.1%、そううつ病が1.1%。学年が上がるほど割合が高くなった。就寝・起床時間や一日のうちに外で遊ぶ時間、テレビ視聴時間、ゲームをする時間、朝食を取るかどうか、など生活スタイルについても尋ねたが、分析の結果、関連はみられなかった。

これとは別に、高機能自閉症などの「高機能広汎性発達障害」や、注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われたケースが2.6%あったが、日常生活や発達歴に関する情報がないため明確な診断には至らなかった。

調査結果は12日から徳島市で開かれる日本精神科診断学会と、30日から盛岡市で開かれる日本児童青年精神医学会で発表する。(中国新聞)

うつ病について
うつ病という病名から感情面のみの病気と思われがちですが、実際は身体症状も現れるのが特徴です。1日中、気分の落ち込みがありますが、とくに朝方にひどく、夕方にかけて軽くなっていく傾向があり、これを日内変動といいます。

睡眠障害はほとんどの患者が訴える症状で、全く眠れない、寝ついてもすぐに目が覚める、朝早く目が覚めるなどのタイプがあります。食欲も低下し、味気なく感じます。そのため、体重減少が見られることもあります。睡眠欲と食欲は、逆に異常に高まり、仮眠や過食になる人もいます。
そのほか、性欲減退、疲労・倦怠、頭痛、めまい、便秘・下痢などもみられます。

精神的症状としては、決断力が鈍り、仕事に対する医薬や趣味に対する興味もわかなくなります。気持ちが落ち着かなくなり、イライラして焦りや不安も強くなります。
動作は緩慢になり、ひどくなると、意識があるのに身動きができなくなることもあります。
また、罪悪感は特徴的な症状で、自分のことを責める気持ち(自責感)が強くなります。

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