インドの製薬大手「ルピン」が協和薬品工業を子会社化へ

インドの製薬大手ルピンは、日本のジェネリック(後発)医薬品メーカー、共和薬品工業の株式の過半数を取得したことを明らかにした。買収価格は未公表。PTI通信が報じた。
ルピンのデシュ・バンドゥ・グプタ会長は、「今回の株式取得は、国際市場への進出を狙う当社にとって重要な一歩だ。世界第2位の規模を持つ医薬品市場に橋頭堡を築くことになる。」と語る。

共和薬品工業の子会社化について

共和薬品工業は世界の十指にはいるジェネリック医薬品メーカーで、年間売り上げは24億8,090万ルピーに上る。その製品は、精神疾患薬から心臓血管用の医薬品、消化剤まで多岐にわたり、「アメル」のブランド名で知られる。
医薬品の開発・製造に実績があり、日本全国に販売網を持つ同社に、ルピンの研究開発力と国際的な販売網が加わることで、大きな相乗効果を得られるだろうと、グプタ会長は期待を示す。

ルピンは、これまでも買収によって成長を加速させてきた企業。1998年に試薬メーカー、独ベーリンガー・マンハイムのジェネリック事業部を買収し、精神疾患薬部門を拡大したほか、独製薬大手バイエルの抗てんかん薬「オスポロット」事業、宇治製薬の販売事業、チェコのMGファーマの全処方薬の販売権などを買収している。(インドチャンネル)

後発医薬品
医療用医薬品には同じ成分、同じ効き目でも値段の高い薬(先発医薬品)と安い薬(後発医薬品)があります。後発品は、欧米では一般名(generic name成分名のこと)で処方されることが多いため、ジェネリック医薬品とも呼ばれています。

どのような画期的な発明の医薬品でも、その発売からおよそ6年後、または特定年月で特許が切れると、その有効成分や製法等は共有の財産になり、医薬品製造業者は自由に医薬品を製造できるようになるため、同じ成分の医薬品より安く国民に提供できるようになります。

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