検診車「楽診号」:病院に行かずに経鼻内視鏡検査

フジノン東芝ESシステムは、鼻から内視鏡を挿入して胃がん検診する経鼻内視鏡検査を、病院に行かなくても行える検診車「楽診号」を11月上旬から医療機関向けに発売すると発表した。
医療拠点が充実していない地域での企業の社員検診や、自治体による市民検診などでの利用を見込んでいる。

経鼻内視鏡

経鼻内視鏡検査は、口から内視鏡を入れる従来の検査に比べて吐き気が少なく、会話をしながらでも検査が受けられる。検診者の負担が軽減できることもあって普及が進んでおり、同社はすでに全国約3000の医療機関に納入したという。

同社の加藤高敏営業副本部長は「『楽診号』を普及させ、日本から胃がんをなくしたい」と意気込みを語った。価格は5800万円で、年間販売目標は10台。同社は、フジノン東芝メディカルシステムが、2002年に設立した内視鏡製品の国内販売会社。(FujiSankei Businessi)

経鼻内視鏡検査について
2002年に学会で発表された、鼻から挿入する内視鏡です。従来の口から挿入する内視鏡に比べて、のどを通過する際の圧迫感や嘔吐感が少なく患者への負担が軽いのが大きな特徴です。

これまでは直径が8〜10mmと太いためにあまり利用されていませんでしたが、2002年に直径5.9mmの経鼻内視鏡が開発されてから徐々に普及し始めています。

従来の内視鏡に比べると画像が荒く、装着できる鉗子の種類や数が限定され、病変が見つかった際の治療が限られているというデメリットがあります。最近では、健康診断などでスクリーニング(ふるいわけ)検査に有用という意見も出てきています。

関連記事:大腸がんの仮想内視鏡検査:高精度で低リスク、早期発見に期待



×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。