ローズマリーのカルノシン酸にアルツハイマーの予防効果

西洋料理などで使うハーブのローズマリーに多く含まれるカルノシン酸に、脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果があることを岩手大など日米合同研究チームが突き止めた。
アルツハイマー病パーキンソン病の予防や治療をする新薬につながる成果だという。研究内容は国際専門誌に掲載される。

ローズマリー

米国では、医薬品への応用に向けたプロジェクトが始まった。成分を使ったサプリメントの開発も化学品専門商社「長瀬産業」と共同で進めており、近く製品化される予定だ。

岩手大の佐藤拓己准教授(神経工学)らは、マウスの右脳の動脈をクリップで2時間閉じて人工的に脳の神経細胞が死ぬ状況を作った。カルノシン酸を事前に注射したマウスとしないマウス各9匹で、24時間後に脳の変化を比べた。

注射しなかったマウスは右脳の52%が壊死していたが、注射したマウスでは壊死部分が34%にとどまり、カルノシン酸に強い脳細胞保護効果があることを実証した。

カルノシン酸が細胞死を抑える遺伝子を活性化することも解明し、認知症など脳神経細胞の細胞死に関連する病気の予防や治療に応用できる可能性を示した。(asahi.com)

アルツハイマー病について
脳の神経細胞が急激に破壊される認知症です。ついさっきのことを忘れるなどの記憶障害から始まり、症状は緩やかに進行します。初期には運動麻痺などの神経症状を伴わないのが特徴ですが、妄想などの症状は、比較的早く現れます。運動機能が保たれている分、徘徊などの行動が問題となります。

脳の神経細胞の病的な破壊が進み、神経が萎縮していくことが原因です。
アルツハイマー病になると、アミロイドベータという異常たんぱく質がたまることが突き止められてから、これを標的とする治療法の開発が進んでいます。

パーキンソン病について
震えと筋肉のこわばり、緩慢な動作を主症状とする病気で、厚生労働省の難病(特定疾患)に指定されています。
パーキンソン病は、脳の黒質と呼ばれる部位にあるドパミン(神経伝達物質の一種)を放出する神経細胞が消失するために、ドパミンが不足して起こります。ただ、神経細胞がなぜ消失するかはわかっていません。

パーキンソン病は症状が緩やかに進行しますが、治療をしないでいると10年ほどで食事や会話、入浴といった日常生活が不自由になり、介助なしには動けなくなります。

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