インフルエンザ治療薬タミフルと異常行動の因果関係を調べている厚生労働省の作業グループは、タミフル服用後の睡眠時の脳波の変化などを調べたところ、「現時点ではタミフルとの因果関係は認められない」とする臨床試験の中間報告を公表した。
異常行動が、寝起きの状態で多く起きていることから、タミフル輸入販売元の中外製薬に対して睡眠試験の実施を指示。20代前半の健康な男性11人にタミフルを投与したところ、睡眠時の異常行動は見られず、タミフル服用の有無と脳波の変化の関係も見られなかったという。試験は30人になるまで続ける予定。
また、同省に寄せられたタミフル服用後の異常行動の報告件数は、01年の発売から今年9月末までで282人に達した。5月末時点の集計では211人だった。(asahi.com)
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスに感染して起こるかぜで、冬に流行し、流行性感冒とも呼ばれます。症状が重く、合併症も起こりやすく、感染力も強いのが特徴です。
潜伏期間は1〜2日。急に寒気がして発熱し、38〜40度にもなります。全身の倦怠感、頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛など強い全身症状が起こります。
鼻水やのどの痛みなどはあまりなく、発熱や倦怠感といった全身の症状の後に、咳がではじめます。発熱後2〜3日してから気管支炎を併発し、咳や痰が出ることが多いです。
インフルエンザウイルスそのものによるウイルス性肺炎が起こる可能性もありますが、かぜのときと同様、細菌の二次感染で起こる細菌性肺炎などが起こりやすいものです。
とくに乳幼児やお年寄りなどが細菌性肺炎を起こすと、ときに生命にかかわります。
関連記事:タミフルに脳細胞を興奮させる作用:ラット実験で確認





