厚生労働省は医師不足が深刻な地域医療や産婦人科などの4科目を研修医が1年目から研修できるようにする方針を固めた。最初に研修した科目を専門に選ぶ医師が多いことを踏まえた措置。
医師不足の原因の一つとなった、医大卒業生が自由に研修先を選べる「新医師臨床研修制度」の見直しの一環となる。
医師は国家試験に合格した後の2年間、病院で臨床研修をしなければならない。現在、2年の研修期間のうち、1年目の必修は原則として内科、外科、救急医療の3科目。新たに産婦人科、小児科、精神科、地域保健・医療も1年目から研修できるようにする。(NIKKEI NET)
医師臨床研修制度について
若手医師が免許取得後の2年間、医療の現場で診療経験を積む制度です。厚生労働省は2004年4月から臨床研修を義務化し、すべての医師が内科や外科、小児科、産婦人科、地域医療などを必ず経験する制度に改めました。
従来は研修医が大学病院に集中していましたが、医師や病院の希望に応じて研修先を決める方式が導入され、民間病院などで研修する医師が増加。人手不足になった大学病院が、民間病院に派遣していた医師を引き揚げる動きも出て問題となっています。

