厚生労働省は16日、2008年度の薬剤費予算を、薬価の総額を1%強引き下げて960億円抑制する方針を固めた。すでに薬価の単価を幅広く下げて800億円分を抑えることにしている。
さらに、販売量が多く薄利多売が可能な薬の単価を一段と引き下げ、抑制額を160億円分積み増す。
歳出抑制額を新たに積み増す分は「市場拡大再算定」という制度を使う。薬価を決めて10年が経過した薬のうち、年間販売額が予想の2倍以上、売上額が150億円以上の2条件を満たす薬を対象に、この薬の単価を15―25%下げられる規定を活用する。売れ行き好調な高血圧治療薬などが対象とみられる。(NIKKEI NET)
薬価について
医療機関が公的医療保険から薬剤費として受け取る医薬品の公定価格のことで、中医協で定められています。ただし、製薬会社間の競争が激しく、医療機関と卸売業者との価格交渉の結果、値引きなどで実際の仕入れ価格は薬価より安くなるのが一般的となっています。
薬価と実勢価格の差額は医療機関の収入になります。現在2年に1度、実勢価格に近づける改定が行われています。

