東京理科大学の安藤正海教授と高エネルギー加速器研究機構、山形大学、名古屋医療センターなどの研究チームは放射光を利用して、見つけにくい乳がんを立体的に可視化することに成功した。切除した乳房の断層画像を約1800枚撮影し、コンピューターでつなぎ合わせた。病理診断などに使えるとみている。
放射光施設「Spring-8」の放射光を使う。一般のエックス線とは異なり直進性が強いのが特徴で、がんに当たってわずかに角度がずれるところを検知してがんを見極める。約100マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルまで見極められる。(NIKKEI NET)
乳がんの検査・診断について
乳がんに対しては地方自治体で集団検診が行われています。かつては乳がん検診といえば視診と触診だけでした。しかし、近年はX線で乳房を撮影する「マンモグラフィー」も取り入れられています。マンモグラフィーが視診と触診に比べて確実性が高く、小さな異常も発見できます。
自覚症状を訴えて病院に訪れた人には、上記の検査のほかに、超音波(エコー)診断も行います。この方法では、乳房内部の5ミリメートル以上のしこりやかたまりをとらえることができます。
マンモグラフィーは、乳腺組織が密な人ではがんを発見しにくいことがあり、その場合は超音波診断のほうが有効です。
これらの検査で乳がんが疑われる場合には、X線や超音波で病変をみながら針によって腫瘍を吸引する「マンモトーム生検」などの詳しい検査が行なわれます。
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