細胞シートで心臓機能が回復した男性が退院:大阪大病院

足の筋肉細胞を培養してつくったシートを心臓に張り、心筋の働きを再生させる治療を受けた拡張型心筋症の重国増雄さん20日、大阪大病院から退院した。
こうした治療の成功例は世界で初めて。重国さんは記者会見で「人工心臓の装着時とは(体の状態が)全然違う。びっくりするぐらい良い」と喜んだ。

拡張型心筋症

重国さんは、心臓を収縮させる力が弱まる拡張型心筋症で昨年2月入院。補助人工心臓を付けて脳死移植の待機患者となったが、ことし9月には人工心臓を外し移植不要になるまで回復した。

治療は、左大腿部から組織修復の働きを持つ筋芽細胞を採取して培養し、シート状にして左心室外側を覆うように張った。心臓血管外科の沢芳樹教授は「機能回復ぶりは想像以上だった」と話した。(さきがけonTheWeb)

拡張型心筋症について
心筋細胞の変性によって収縮力が低下して心室が拡張する病気です。体を動かすと息切れする、下肢がむくむなどの心不全症状が現れ、徐々に悪化していきます。

治療にあたっては、血管拡張作用とともに、心筋の動きを改善するACE阻害薬やβ-遮断薬が使われます。また、血液のうっ滞が起こりやすいので血栓ができるのを防ぐための凝固剤も使われます。

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