器具の使いまわしで患者5人がC型肝炎発症:茅ケ崎市立病院

神奈川県茅ケ崎市は、茅ケ崎市立病院で心臓カテーテル検査を受けた患者5人がC型肝炎を発症したと発表した。血管内に通して血圧を調べる「トランスデューサー」と呼ばれる器具を使い回したため、昨年12月から今年4月にかけて院内感染した可能性が高いという。

病院によると、5人は昨年12月と今年3月、同4月に心臓カテーテル検査を受けた60−70代の男性患者。今年秋ごろに発症、治療を受け、全員症状は改善しているという。

11月に感染が発覚し、院内の調査で、担当の臨床工学技士が本来患者ごとに使い捨てるトランスデューサーを複数の患者に使用し、血液を介して感染した疑いがあることが判明した。
院内マニュアルには交換のチェック項目がなく、技士は「手術が立て込んでいて、交換するのを忘れていたかもしれない」と説明したという。(shikoku.news)

C型肝炎について
C型肝炎は、感染した人の約3/4がキャリア(肝炎を発症しないでウイルスが持続的に存在している状態)になり、そのまた3/4の人がウイルスを退治しきれずにC型慢性肝炎になります。
慢性肝炎では症状がみられないことが多く、肝炎が悪化したときに、だるさ、食欲不振、軽い黄疸などがみられ、その状態を繰り返します。
慢性肝炎の中の約半数が肝硬変へと進み、その一部に肝臓がんが発生します。

C型肝炎ウイルスの感染の有無は、スクリーニング検査としてHCV抗体を調べます。
C型肝炎ウイルスに感染していることが確定したら、次に病気がどのレベルまで達しているかを調べることが大切です。各種血液検査、腹部超音波検査、CT検査が有用ですが、さらに肝臓そのものを見る腹腔鏡検査や肝臓の組織を見る肝生検で、より正確な肝臓の状態を把握することができます。

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