子宮に戻す受精卵を原則1個:日本産科婦人科学会

日本産科婦人科学会は、東京都内で理事会を開き、体外受精して子宮に戻す受精卵を原則1個にする見解案を承認した。35歳以上か、2回以上続けて妊娠しなかった患者は、2個まで戻すことを容認する。

体外受精では妊娠率を高めるため、複数の受精卵を子宮に戻す治療が行われている。当初の学会指針は「3個以内」だったが、昨年12月の理事会で「2個以内とし、可能な限り1個を目指す」とする見解案が承認された。今回、会員の意見を聞いた上で「原則1個」を決定。4月の総会で正式に決定される予定。

一方で、35歳からは妊娠率が低下するため「2個」を容認する選択肢も残した。受精卵は子宮に戻しても必ず妊娠に成功するとはかぎらないことから、今回の見解案によって不妊治療の経済的負担が増す可能性もあるが、学会は母体の安全を重視した。(産経新聞)

多胎妊娠とは?
多胎妊娠とは2人以上の胎児が同時に子宮内に存在する状態をいいます。
双胎妊娠には一卵性双胎と二卵性双胎とがあります。二卵性双胎は2個の受精卵から発生したもので、2個の胎盤があり、二絨毛膜二羊膜となります。
一卵性双胎は1個の受精卵が分裂することにより発生し、分裂の時期により二絨毛膜二羊膜、一絨毛膜二羊膜、一絨毛膜一羊膜のいずれかとなります。

多胎妊娠は、早産、妊娠中毒症、胎児発育や羊水の異常が合併しやすく、このような異常の早期発見、早期治療が非常に重要です。慎重な管理を行えば、このような合併症の発症を抑えることができますが、異常に気づくのが遅いと、赤ちゃんに重大な後遺症を残すことにつながる可能性があります。

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