大腸がんの発症率を高めるDNA変異(SNP)を特定:7カ国研究チーム

大腸がんの発症率を高める3カ所のDNA変異(SNP)を、日欧など7カ国の研究チームが突き止めた。三つとも発症しやすい型だと、大腸がんの発症率は通常の2.6倍になった。大腸がんに関連するDNA解析では最も大規模な調査で、30日付の米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に発表した。

研究チームは各国の大腸がん患者約1万7500人のDNAデータを解析し、発症に関連する三つのSNPを確認した。このうち、中村祐輔・東京大医科学研究所教授らのグループが、日本人約4400人分を解析した。

三つのSNPがいずれも発症率を高める型である割合は、欧米系が約280人に1人、日本人では約3500人に1人で日本人の方が低かった。日本人がそれぞれのSNPを持つ割合は4〜12%で、発症率を高めるSNPが一つだけの場合、発症率は通常の1.1〜1.2倍になった。

同研究所の松田浩一助教は「SNPを調べて発症しやすい型を持つことが分かれば、食事に気を配ったり検診を定期的に受けることで、予防や早期発見につながる」と話している。(毎日.jp)

大腸がん
その形態によって腺がんと表在性のがんに分けられます。大腸がんの90〜95%を占めるのは、粘膜層の腸腺に発生する腺がんです。これは、大腸の内側にできるポリープ(良性腫瘍)の一部ががん化し、腸壁の内部まで浸潤していくものです。

このタイプの大腸がんは比較的発見が容易です。またポリープががんに変化するまでには何年もかかるため、ポリープのうちに切除すれば、がんを予防することができます。

これに対し、もう一方の表在性のがんは、初めから粘膜表面にそってがん病巣が広がります。そして、腸壁の内部に広がったり腸の外側へ飛び出したりしないため、通常の造影剤を用いたエックス線撮影などでは発見しにくく、進展するまで気づかないこともあります。しかし近年、大腸がんの検査技術は急速に進歩しており、初期がんでも発見率が上昇しています。

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