メタボリック(内臓脂肪)症候群の世界的な広がりを受け、製薬各社が生活習慣病治療薬の開発を加速させる。田辺製薬は副作用を起こしにくい新しいタイプの糖尿病治療薬の効果を検証する臨床試験(治験)を年内に開始。
武田薬品工業は治験中の高脂血症治療薬を2009年までに欧米で承認申請する。
生活習慣病患者と予備軍は国内だけで計2700万人とされる。今後確実に増える治療薬の世界需要をとらえようと製薬各社が一斉に動き出す。
田辺製薬は、体内の糖の輸送に関係するたんぱく質「SGLT」の働きを阻害する糖尿病治療薬の治験を年内に欧州で始める。既存薬と比べ低血糖や体重増加の副作用を起こしにくいとされる。(NIKKEI)
メタボリック症候群とは?
生活習慣病の代表格に肥満症、高血圧、糖尿病、高脂血症がある。これらの疾患は肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因であるとされ、内臓脂肪によりさまざまな病気が引きおこされる状態をメタボリックシンドロームという。
高血圧、高脂血症、糖尿病などひとつひとつの症状は軽くても、複合すると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが急激に増大することから注目されている。
診断基準の必須項目としてウエスト径があり、男性85センチ以上、女性90センチ以上がメタボリックシンドローム診断のカギとなる。
メモ
メタボリック関連の市場規模はなんといっても国内だけで7.5兆円ですから、製薬会社のみならず、保険会社、飲料メーカーも業績を伸ばす絶好のチャンスと捉えて、手薬煉引いてますよ。


